<全国高校総体:陸上>◇3日◇山梨中銀スタジアム

 甲府市で行われた陸上最終日の男子110メートル障害は、古谷拓夢(神奈川・相洋3年)が、14秒05(向かい風2・4メートル)で優勝。400メートル障害と合わせた、2年連続2冠を達成した。

 夕方に行われた、今大会最終種目の男子1600メートルリレーにも、古谷はアンカーで出場したが、3分11秒77。3位の盛岡南に0秒28及ばずメダルは逃した。

 レース後は「ラスト100メートルで、切り替えが出来ればメダル圏内、と思っていたのに自分の実力不足。でも全力を出し切ったから悔いはない」とチームメートへの思いを込めた。個人種目では連続2冠だったが「去年、13秒99を出して勝ってからプレッシャーがあったけど、一方で純粋にこの総体は楽しみたいと思って臨んだ。タイムうんぬんより、優勝してチームにいい雰囲気を持って帰れたのが良かった」と、ここでも総合優勝を狙うチーム愛を口にしていた。