<柔道:グランドスラム東京2012>◇初日◇30日◇東京・代々木第1体育館◇男子60キロ級

 男子60キロ級で初優勝した高藤直寿(19=東海大)は「正直、うれしい。次の目標は来年の世界選手権で金メダルをとること」と笑顔で話した。

 決勝の相手は東海大の先輩でもある石川裕紀(24=了徳寺学園職)で「普段から仲がよくて練習もしているので、背負い投げが出せなかった」。それでも開始1分9秒、肩車で一本を奪って快勝。「投げた時は、うれしかった。今できることは、すべてできた」と振り返った。

 高校時代からジュニアタイトルを総なめにし、シニアでも結果を残しつつある19歳。4年後の五輪金メダル獲得を目指して「もっと技の幅を広げたい」と話していた。