世界5位の錦織圭(25=日清食品)が、同15位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦し、フルセットの末敗れた。



錦織1-6
4-6
6-4
6-3
3-6
ツォンガ


第5セット 錦織3-6ツォンガ

第9ゲーム 3-6 0-0からツォンガの強烈なサーブは222キロ。錦織のリターンが外れる。15-0から、激しいラリーとなり、錦織は厳しいコースのショットをなんとか返し粘る。最後はツォンガが根負けしミスショットで15-15。ツォンガがサービスエースを決め30-15とリード。錦織のリターンがわずかにアウトになり、40-15のマッチポイントに。最後はツォンガの揺さぶりに錦織のショットが外れ、ツォンガがフルセットを制し勝利。錦織は最後まで粘りのテニスを見せるも、あと1歩及ばなかった。

第8ゲーム 3-5 0-0から、錦織がフォアハンドでツォンガに触らせずポイント。15-0からツォンガがサーブリターンを返せず錦織にポイント。錦織がサービスエースを決め40-0。錦織はラリーの末、バックハンドでスライスショットを放つがわずかにアウト。それでも40-15から、ジャンプしながらのバックハンドショットで決め錦織がキープした。

第7ゲーム 2-5 ツォンガの強烈なサーブを錦織が返せず、連続ポイントで30-0。30-0からツォンガのフォアハンドショットがコーナーに決まり、錦織はミスショット。錦織はツォンガの揺さぶりに食らいつくが、最後はスマッシュでツォンガがキープ。

第6ゲーム 2-4 錦織が0-0からサーブで崩し、最後はスマッシュでポイント。ツォンガのサーブリターンがネットにかかり30-0。錦織のサーブが厳しいコースに決まり、ツォンガがリターンミスし40-0。最後は錦織がドロップショットを決めてキープした。

第5ゲーム 1-4 0-0から、錦織のバックハンドショットをツォンガが返し切れず錦織にポイント。0-15から、ツォンガがフォアハンドでライン際に決め15-15。15-15から、ツォンガがフォアハンドショットをコーナー付近に決め、錦織がミスショット。30-15から、錦織のサーブリターンがネットにかかる。最後はサービスエースで決め、ツォンガがキープ。

第4ゲーム 1-3 0-0から激しいラリー戦、ツォンガのドロップショットに追いついた錦織が、ライン際に返しポイント。15-0から、ツォンガのミスショットで錦織にポイント。30-0から、ツォンガがバックハンドショットをコーナーに決め、錦織のショットがネットにかかりポイント。30-15から、ツォンガがフォアハンドで決めにいったが、わずかにアウト。ラリー戦となり、錦織にミスショットが出て40-30。錦織のダブルフォルトでジュースに。錦織のショットがネットにかかり、ツォンガにブレークポイント。ツォンガがサーブリターンを深いところに決めると、錦織は崩されミスショット。このセット先にツォンガがブレークした。

第3ゲーム 1-2 錦織のミスショットなどで、ツォンガが30-0と先行。さらにツォンガが厳しいサーブで錦織を崩し、ポイントを奪う。40-0からサービスエースが決まり、ツォンガがラブゲームでキープ。

第2ゲーム 1-1 錦織が30-15と主導権を握ると、フォアハンドショットでツォンガの逆を突き40-15。錦織はツォンガのコーナーへのショットを何とか拾ったが、浮いたショットをツォンガが見逃さずスマッシュ。錦織のドロップショットがアウトになりジュース。さらに、錦織にミスショットが出てツォンガにブレークポイント。ラリーの末、ツォンガのバックハンドショットがコーナーわずかにアウト。再びジュースに。ツォンガのサーブリターンが外れ錦織にアドバンテージ。再び錦織がサーブでポイントし、キープした。

第1ゲーム 0-1 ツォンガのサーブでスタート。錦織の乱れたサーブリターンを見逃さず、ツォンガがフォアハンドでポイント。15-0から、錦織のサーブリターンはネットにかかる。30-0から、今度はツォンガがミスショット。錦織のサーブリターンがアウトになり、40-15。最後も錦織がミスショットでツォンガがキープ。

錦織圭(撮影・PIKO)
錦織圭(撮影・PIKO)

第4セット 錦織6-3ツォンガ

第9ゲーム 6-3 錦織はフォアハンドで左右へ揺さぶり、ツォンガのミスを誘い30-0と先行。錦織がツォンガの揺さぶりに食らいつき、ドロップショットを放つがツォンガが見事に返しポイント。30-15から、ツォンガのサーブリターンがアウト。40-15から、錦織のフォアハンドショットは惜しくもアウト。40-30で、錦織のショットがネットにかかり、ジュース。ツォンガがサーブリターンをコート最奥に返し、錦織がミス。ツォンガにブレークポイント。錦織がフォアハンドショットを厳しいコースに決め、ツォンガのミスを誘い再びジュース。ツォンガのバックハンドショットがアウトになり、錦織にセットポイント。ラリーの末、錦織のフォアハンドショットがコーナーに決まり、ツォンガがミス。錦織がキープして、最終セットまで持ち込んだ。

第8ゲーム 5-3 ツォンガが0-0からサービスエースを決める。15-0から、ツォンガのフォアハンドショットが決まる。錦織のサーブリターンが外れ、40-0。ツォンガのミスショットで40-15。錦織がフォアハンドショットをクロスに決めポイント。40-30から、錦織が目でツォンガをくぎ付けにし、ドロップショットでジュースに持ち込む。ツォンガがサービスエースでアドバンテージ。最後は錦織のサーブリターンが外れツォンガがキープ。

第7ゲーム 5-2 0-0から、錦織のショットがネットにかかる。ツォンガのサーブリターンが外れ15-15。錦織が執拗に右ラインを狙い続け、ツォンガがミス。30-15から錦織がサービスエース。40-15で錦織はドロップショットを狙ったが、ネットにかかる。最後はツォンガのサーブリターンが外れ、錦織がキープ。

第6ゲーム 4-2 0-15と錦織が先行したが、ツォンガは強烈なサーブで錦織に変えさせずポイント。15-15で、錦織はフォアハンドでツォンガに触れさせずポイント。ツォンガがサーブでポイントし、30-30。錦織のサーブリターンはわずかにアウトになり、40-30。再び錦織のミスショットで、ツォンガがキープ。

第5ゲーム 4-1 15-15から、錦織がコート最奥へ厳しいショットを決め、ツォンガがミスショット。30-15からツォンガはドロップショットを仕掛けるが、錦織が拾うと、ツォンガのショットがアウトに。40-15から、錦織がドロップショットで崩し、最後はツォンガの横を抜くショットで決めた。錦織がキープ。

第4ゲーム 3-1 0-0から、ツォンガのライン上へのショットを拾った錦織は、逆に前に出てきたツォンガの横を抜くショットでポイントを奪う。0-15からツォンガがサーブでポイント。15-15から、ラリーの末、錦織の勝負をかけたフォアハンドショットはわずかにアウト。30-15で、ツォンガのフォアハンドショットが外れ、錦織にポイント。ツォンガのダブルフォルトで、錦織に30-40のブレークポイント。ラリーの末、根負けしたツォンガのショットがわずかにアウトになり錦織がこのセット先にブレーク。

第3ゲーム 2-1 15-15から、ツォンガの強いフォアハンドショットに対し錦織がミス。15-30から、錦織のショットがネットにかかってしまい、15-40とツォンガのブレークポイントに。錦織は30-40から、ラリーで粘り勝ち、ツォンガのミスショットでジュースに。ツォンガにミスが続き錦織のアドバンテージに。最後もツォンガがサーブリターンを失敗し、錦織がキープ。ツォンガはいら立ちを隠せない様子で、何事かを叫ぶ。

第2ゲーム 1-1 0-15から、錦織がドロップショットで仕掛けるが、ツォンガも追いつきドロップショットを打ち返す。錦織のミスを誘いポイント。ツォンガがサービスエースを決め40-0。最後は錦織のサーブリターンがネットにかかり、ツォンガがキープした。

第1ゲーム 1-0 錦織のサーブでスタート。ラリーの末に、ツォンガがドロップショットでポイント。15-15から錦織は左右への揺さぶりをかけるが、ツォンガも食らいつく。最後は錦織のボレーショットがアウト。15-30から、錦織がフォアハンドでツォンガに触れさせずポイント。30-30からフォアハンドで連続ポイント。最後はツォンガがミスし、錦織がキープした。

バックハンドでリターンする錦織(撮影・PIKO)
バックハンドでリターンする錦織(撮影・PIKO)

第3セット 錦織6-4ツォンガ

第10ゲーム 6-4 ツォンガのボレーショットがネットにかかり錦織が先行。ツォンガの強烈なバックハンドショットはわずかにアウト。錦織が0-30とリード。ツォンガは際どいコースへサーブし、錦織のリターンはネットに阻まれる。15-30から、ツォンガのドロップショットはわずかにアウト。ツォンガは再チェックを要求したが判定は変わらず。最後は錦織がリターンエースで決め、初めてセットを取った。

第9ゲーム 5-4 砂埃が上がるほどの強風に乱される。0-0から、錦織はツォンガの浮いたショットをスマッシュで返しポイント。15-0から、錦織はボレーを狙うがショットはアウトに。15-15で、錦織のバックハンドショットがネットにかかってしまいツォンガにポイント。15-30からラリーとなり、ツォンガが先にしびれを切らしミスショット。30-30から、錦織がバランスを崩す形でショットを大きく打ち上げてしまい、30-40のブレークポイントに。ツォンガのミスショットでジュース。

 錦織はフォアハンドのクロスショットで崩し、浮いたツォンガのショットをスマッシュで決めアドバンテージ。錦織がバランスを崩し、ポイントを許し再びジュース。ツォンガが左右に揺さぶり錦織を崩し、ドロップショットで決めにくる。錦織はなんとか拾ったが、ショットはアウトとなる。錦織がスマッシュで決めジュースに戻す。錦織が左右への揺さぶりから、フォアハンドショットを厳しいコースに決めツォンガのミスで錦織アドバンテージ。錦織はツォンガのライン上へのショットをうまく返したが、最後は錦織のショットが惜しくもアウトになり4度目のジュース。錦織のサーブはフォルトの判定となったが、錦織が再チェックを要求。サービスエースに判定が変わり、錦織にアドバンテージ。錦織はサーブアンドボレーを狙ったが、ツォンガがその横を抜くショットで5度目のジュースに戻した。錦織のボレーショットがわずかにアウトとなり、ツォンガがアドバンテージを取る。ラリーで根負けしたツォンガがミスショットし、6度目のジュース。錦織がドロップショットで仕掛け、ツォンガのミスを誘ってアドバンテージを奪う。最後は錦織が粘り勝ち、際どいコースを攻め、ツォンガのショットがネットにかかってポイント。10分以上に及ぶ死闘となったゲームを錦織がキープ。底力を見せた。

第8ゲーム 4-4 30-15から、ツォンガのフォアハンドショットがライン上厳しいところに決まった。40-15から、錦織のサーブリターンがアウトになりツォンガがキープした。

第7ゲーム 4-3 0-0から、錦織がラリーの末、バックハンドショットをコーナーに決めポイント。15-0から、ツォンガがサーブリターンをミスし30-0。40-0から、ツォンガのドロップショットがネットインになりポイント。40-15から、錦織はツォンガのドロップショットをしのぎ、逆にドロップショットでやり返してポイント。錦織がキープした。

第6ゲーム 3-3 錦織がサーブリターンでツォンガを崩し、ミスを誘ってポイント。0-15から、ツォンガが見事なドロップショットでポイント。錦織にミスが出て30-15。ツォンガがフォアハンドで強烈なショットを決め40-15。最後はサービスエースで決め、ツォンガがキープ。

第5ゲーム 3-2 錦織はツォンガのミスなどで30-0と先行。錦織のバックハンドショットが惜しくも外れ30-15。ツォンガのミスで40-15となり、最後は錦織がドロップショットで決めキープ。

第4ゲーム 2-2 0-0から、錦織のサーブリターンが外れる。再び錦織のサーブリターンが外れ30-0。40-0となり、ツォンガがフォアハンドショットで錦織に触れさせず、ラブゲームでキープした。

第3ゲーム 2-1 15-0から、錦織がフォアハンドで逆を突きポイント。錦織がサービスエースを決め30-0。40-15から、フォアハンドのクロスショットでツォンガのミスを誘い錦織がキープした。

第2ゲーム 1-1 15-0から、錦織のバックハンドショットは際どいコースに飛んだがぎりぎりライン上の判定。30-15から、錦織はフォアハンドで力強いサーブリターンを放ったが惜しくもアウト。最後も錦織のショットがアウトになりツォンガがキープ。

第1ゲーム 1-0 錦織のサーブから。0-15から、ラリーの末、錦織がフォアハンドクロスでポイント。15-15からツォンガに連続ミスが出て40-15。最後はバックハンドショットをクロスに決め、錦織があっさりとキープ。中断を経て、錦織のプレーにキレが戻ってきた。

サーブする錦織(撮影・PIKO)
サーブする錦織(撮影・PIKO)

第2セット 錦織4-6ツォンガ

第10ゲーム 4-6 ラリーから錦織が粘り勝ち、ツォンガのミスでポイント先行。0-15から錦織はサーブリターンがネットにかかる。15-15から錦織のサーブリターンは惜しくもアウト。再びツォンガにミスが出て30-30。ツォンガが226キロの強烈なサーブを繰り出し錦織は触るのがやっと。40-30から、錦織の仕掛けたボレーショットにツォンガが反応しポイント。ツォンガがキープし、第2セットも連取した。

第9ゲーム 4-5 錦織は0-30と先行されるが、ツォンガのミスが続き30-30。フォアハンドで錦織が決め40-30。最後もツォンガのショットが外れ、錦織がキープした。

第8ゲーム 3-5 約35分の中断後、両者がコートに戻り、ウオーミングアップ後に試合再開。

 ツォンガのサーブから。0-0でツォンガのショットがアウトになり錦織にポイント。0-15から、錦織がバックハンドショットをライン上に決めポイント。ツォンガのショットがアウトになり錦織が再開後3連続ポイント。錦織の乱れたサーブリターンを突き、ツォンガがポイントで15-40。最後はツォンガのショットがアウトになり錦織がブレークし、再開後最初のゲームを取った。

 観客席でスタンド上部の大型ビジョンから金属板が落ちるアクシデントが発生し、場内が騒然。試合も一時中断に。数人の観客がけがをした様子。スタッフに誘導され治療に向かった。

 錦織はシャツを着替えるなど、リラックスした様子で中断の間を過ごしている。会場の安全確認が続く中、中断から約10分後、スタッフの案内で錦織とツォンガは1度控え室に戻った。

スタンドに金属板が落下し、試合が中断する(AP)
スタンドに金属板が落下し、試合が中断する(AP)
金属板が落下し、右手を負傷した観客(AP)
金属板が落下し、右手を負傷した観客(AP)

第7ゲーム 2-5 錦織は0-40と先行される。錦織がバックハンドで崩しポイント。15-40から錦織のサーブにフォルトの声が上がるが、錦織は納得がいかない様子。アピールの結果、ツォンガが認め、サービスエースに。ツォンガのミスでジュースとなる。しかし錦織もショットをネットにかけてしまいツォンガがアドバンテージ。ツォンガの連続ミスで錦織が逆にアドバンテージ。しかし、ダブルフォルトで3度目のジュースにしてしまう。錦織がボレーで逆を突きアドバンテージを取り返すと、最後はサーブリターンをツォンガが外し錦織がなんとかキープした。

第6ゲーム 1-5 ツォンガはいきなりサービスエースで先行。15-0から、サーブリターン後右へ移動する錦織の逆を突きツォンガがポイント。30-0から、ミスショットでポイントを奪われた錦織はこらえ切れずラケットを叩き付けた。勝負を決めに行ったショットがわずかにネットにかかるなど、思い通りにいかないプレーにいら立ちが隠せない様子。結局ツォンガにラブゲームでキープされた。

第5ゲーム 1-4 錦織は30-0と先行したが、バウンドが合わず30-15とされると、次はミスショットで30-30に。さらに錦織のダブルフォルトで30-40と追い込まれる。錦織はツォンガを崩しチャンスを作る、浮いたショットに対しバックハンドクロスで厳しいコースを狙ったがわずかにアウト。ツォンガにこの日5度目のブレークを許す。錦織は思わずラケットを投げそうになるが、ぐっとこらえる。

第4ゲーム 1-3 ラリーとなり、錦織は厳しいコースに攻めるがツォンガが食らいつく。錦織のバックハンドショットがアウトになり、ツォンガが先にポイント。15-0から、ツォンガがスマッシュを狙ったがネットにかかり錦織にポイント。15-15で、錦織が主導権を握る展開だったが、粘ったツォンガが逆クロスにフォアハンドで決めポイント。40-15から、錦織のサーブリターンが外れツォンガがキープした。

 地元の観客からは「ツォンガ」の大きなコールが起こった。

第3ゲーム 1-2 錦織はツォンガの強いリターンに苦しむ。攻めに転じるチャンスをうかがうが、防戦の展開が続く。15-30からツォンガのショットは横方向に飛び錦織にポイント。30-30から錦織がサービスエースを決め小さくガッツポーズ。錦織のミスショットでジュース。ドロップショットの応酬を錦織が制しアドバンテージ。最後はフォアハンドショットでツォンガに触れさせず、錦織がキープ。ようやくサーブのゲームを取ることができた。ここから勢いに乗れるか。

第2ゲーム 0-2 15-0から錦織はドロップショットを狙ったが、ネットにかかりツォンガのポイント。30ー0からツォンガがサービスエース。最後も錦織がミスショットで、ツォンガがキープ。

第1ゲーム 0-1 錦織のサーブからスタート。長いラリーとなったが、ツォンガがバックハンドでストレートに決め先行。ツォンガのミスショットで15-15となる。15-15からツォンガのコーナーへのショットがわずかにアウトで錦織にポイント。30-15から、ツォンガのサーブリターンが外れる。そこから錦織のミスショットが続きジュースに。錦織の揺さぶりでツォンガを崩したが、スマッシュのチャンスでネットにかけてしまいツォンガのアドバンテージ。さらに錦織のショットが奥に外れてしまう。ツォンガがこのセットでも先にブレークした。

リターンするツォンガ(AP)
リターンするツォンガ(AP)

第1セット 錦織1-6ツォンガ

第7ゲーム 1-6 ツォンガが安定したサーブで主導権を握る。錦織のミスで30-15と先行すると、逆を突くショットで錦織に触れさせずポイント。40-15からも、サーブで崩したところをフォアハンドショットで決め、ツォンガがキープし第1セットを先取した。

第6ゲーム 1-5 ツォンガの連続ミスで30-0と錦織が先行するが、ツォンガがサーブリターンをコーナーに返し、錦織の浮いたショットを的確にスマッシュで決める。錦織のダブルフォルトで30-30。30-30から、ツォンガのショットがアウトの判定を受けたが、審議されインの判定でやり直しに。仕切り直しで錦織が厳しいコースにサーブし、ツォンガのリターンがアウト。40-30から、ツォンガのサーブリターンがコーナーに決まり、錦織のショットがアウトとなりジュースに。錦織の連続ミスでツォンガに3連続ブレークを許した。

第5ゲーム 1-4 0-0から、錦織がドロップショットで崩しポイント。0-15から、ツォンガの力強いサーブを錦織が返し切れなかった。15-15から、左右への揺さぶりでバランスを崩したツォンガの逆を突くショットで錦織にポイント。15-30から、錦織のドロップショットにツォンガが追いつくがショットはアウトに。15-40から、逆に錦織がツォンガのドロップショットを拾い、ツォンガがミス。錦織がブレークバックし、この試合はじめてゲームを取った。

第4ゲーム 0-4 錦織はまだ軌道に乗れていないか。ネットにかかるショットが目立つ。0ー15から、1度は錦織にポイントの判定だったが、審議されその前の錦織のショットがアウトだったと判定されツォンガにポイント。15-30から、錦織は執拗にコーナーを攻めたが、ツォンガが食らいつく。最終的に、狙いすぎたか錦織のショットがわずかにアウト。30-40から、錦織が決めに行ったバックハンドがネットにかかってしまい、またもツォンガにブレークされてしまう。

第3ゲーム 0-3 錦織はツォンガの速いサーブに対し、積極的に前に向かいながらリターンし、プレッシャーをかける。それでもツォンガは強力なフォアハンドショットを逆クロスに決め先行。そこからツォンガのミスが続き、15-40と錦織にチャンスが生まれるが、30-40からツォンガがサービスエースでジュースに持ち込む。さらにサーブで崩したツォンガがあっさりとアドバンテージを取り、最後は1分近く続いたラリー戦で、ツォンガが低いショットを放ち錦織がミス。錦織のブレークチャンスだったが、ツォンガが粘りキープでしのいだ。

第2ゲーム 0-2 0-0から、錦織の揺さぶりに対し、ツォンガは食らいつくがわずかにショットがアウト。15-0から錦織のミスでツォンガにポイント。15-15から、ツォンガの逆を狙った錦織のショットが外に外れアウト。再び錦織はネットにかかるミスショットで15-40とブレークポイントにされる。30-40から錦織のミスショットでツォンガが先にブレークした。

第1ゲーム 0-1 ツォンガのサーブでスタート。ツォンガはいきなり208キロの強烈なサーブでポイント。15-0から長く続いたラリーでは、錦織が先にミスしツォンガにポイント。30-0から、ツォンガは第1サーブが外れ甘く入った第2サーブを錦織が厳しいところに返しツォンガのミスを誘った。30-15から、錦織のショットがアウトに。最後はツォンガがフォアハンドで凄まじいショットをコーナーに決め、しっかりとキープした。

 錦織は左手親指にテーピングを巻き臨む。188センチと長身ながら、愛嬌ある笑顔が特徴のツォンガは地元フランスの選手で、入場時には観客から大きな拍手で歓迎を受けた。錦織にとってはアウェーの雰囲気になることも懸念される。

試合前、記念撮影する錦織(左)とツォンガ(撮影・PIKO)
試合前、記念撮影する錦織(左)とツォンガ(撮影・PIKO)

<データ>

 勝てば日本男子では1933年の佐藤次郎以来82年ぶりの4強進出となる。

 錦織は準優勝した昨年の全米オープンに続いて自身2度目の4大大会の4強入りを目指す。全仏の日本勢は佐藤が31年と33年に4強入り、女子では伊達公子(現姓クルム伊達=エステティックTBC)が95年に準決勝に進んでいる。