昨年のリオデジャネイロ五輪レスリング女子48キロ級金メダリストで、けがのために21日開幕の世界選手権代表入りを断念した登坂絵莉(東新住建)が9月23、24日に静岡県の三島市民体育館で行われる全日本女子オープン選手権の53キロ級にエントリーしたことが20日、関係者の話で分かった。戦列を離れていたが、リオ五輪以来約1年1カ月ぶりの実戦復帰となる。

 23歳の登坂は2020年東京五輪を見据え、1月に慢性的な痛みがあった左足親指付近の手術を受けた。世界選手権では4連覇が懸かっていたが、6月の代表選考会の全日本選抜選手権を欠場し、治療に専念していた。