昨季大学選手権4強で関西2位の同大が、開幕戦で同6位の関学大に黒星を喫した。

 風上だった前半は、大阪・東海大仰星から加入した1年生SH人羅奎太郎が2トライをマーク。14-0で折り返したが、後半は相手に主導権を握られた。

 互角だったスクラムでは優位に立たれ、2トライ2ゴールで同点。後半29分に途中出場のFW勝川燿(3年)に勝ち越しトライを許し、3年ぶりの関学大戦敗戦となった。

 同大のフランカー野中翔平主将(4年)は「マイボールラインアウトのミスや、スクラムでのペナルティーが痛かった」と後半の自滅を反省。それでも15年は開幕戦で近大に敗れた後、最終節での天理大との直接対決を制して優勝した経験がある。悔しさをにじませながらも「みんな、口では『1戦1戦』と言いながら、(全勝での)関西制覇を考えていたと思う。これ(敗戦)をいいように捉えて、割り切って1戦1戦を大事に戦いたい」と力を込めた。