男子フルーレ決勝では、7月の世界選手権で銀メダルの西藤俊哉(20=法大)が、昨年覇者で8月のユニバーシアード夏季大会2位の松山恭助(20=早大)との接戦を制し、15-14で初優勝を飾った。

 序盤から松山の猛攻に対応できず、最大8点差をつけられた。1-9で「カウンターも守備も出来なくて…、これは攻めるしかないと思いました」。徐々に追い上げ、迎えた14-14。「最後はあらかじめ決めていた、自分の得意な攻撃で先に仕掛けようと思った」。松山の腹部を狙った攻撃がはまり、西藤は両手を高く突き上げ、雄たけびをあげた。

 8点差からまくったのは初めてと言い「自分の課題である、入りの悪さも出てしまったけれど、そこから立て直せたのは収穫」と語った。