2年ぶり5度目の優勝に挑む明成(高校総体2位・宮城)は、前橋育英(群馬)を104-56で退け、白星発進した。

 昨年は優勝候補ながら初戦敗退しているだけに、佐藤久夫コーチ(66)は「すこし硬いところもあったけれど、まずまず。普段通りにミスも出たし、うまくいったところもあるし、いわゆる普段着で、できたんじゃないかな」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 エースの八村阿蓮(あれん、3年)が、後半は温存される時間が長かったにもかかわらず29得点。「とにかく落ち着いてやろうと思いました」と平常心で戦った。1年生の蒔苗(まかなえ)勇人も19得点するなど、ベンチ入り15人全員が出場して、経験も積んだ。

 26日の3回戦では、10月の国体優勝メンバーが6人いる洛南(京都)と対戦する。