悲願の単独初優勝まであと2つ。全国高校ラグビーは今日5日に東大阪市の花園ラグビー場で準決勝2試合が行われる。桐蔭学園(神奈川)は大阪桐蔭(大阪第1)との対戦を翌日に控え、神戸市内でラインアウトやポジショニングを確認した。京都成章との準々決勝で相手ラインアウトのボールを何度も奪った、フランカー小島静也(3年)は「大阪桐蔭が得意とするラインアウトからの攻撃を封じ込める。ターンオーバーするのが最高目標」と力を込めた。

 花園で3度目の「桐蔭」対決に藤原秀之監督(49)は「ラインアウトもスクラムも強い相手。消耗戦になる。うちは平常心で戦うのみ」と覚悟を示した。13年度大会準決勝では桐蔭学園が43-0で勝っている。