東京Aが終盤のシーソーゲームをしのいで52-50で広島を下し、ベスト8進出を果たした。

 前半を25-24の1点リードで折り返した東京Aは、第4Qに入って広島に逆転を許した。そこから点の取り合いとなったが、172センチの新井翔太(実践学園2年)がフリースロー2本、レイアップシュート1本で50-45と突き放した。その後に190センチのセンター齊藤翔吾(同2年)がポストプレーを決め52点目をマーク。粘る広島を振り切った。

 勝利にも、森圭司コーチは「苦しいシュートも打たされた」とまずは反省。さらに「機動力のある相手にディフェンスが遅れた」と続けた。

 それでも、そのディフェンスについて「最後に共通のイメージができた。チームっぽくなってきた」と徐々に手応えを感じてきた様子。「子どもたちは試合中に皆成長していってくれている。これからもひとつひとつです」と、まずは目前の準々決勝を見据えた。