東京Aが3年連続でベスト4進出を決めた。京都との試合終了間際の息詰まる攻防を、60-58で制した。

 190センチのセンター齊藤翔吾(実践学園2年)が攻守で力を見せた。圧巻は試合時間残り13秒6で見せたブロックショット。相手の同点シュートを鮮やかに押さえた。一時は11点リードしながら、2点差まで追い上げられていただけに、チームの勝利につながるプレーとなった。

 森圭司コーチは「齊藤はジャンプがよく、それをやりがいにしている。今日はよくやってくれた」と細身の大黒柱をたたえた。

 東京Aは3月3日から土日祝日だけ合同練習をしてきた急造チーム。それが試合を重ねた結果、「お互いの良さを生かせるようになってきた」と森コーチも認めるチームワークができてきた。翌日の最終日に向け、同コーチは「ひとつずつ」と1回戦の時と同じ言葉で、勝利の階段を上がる決意を表していた。