世界ランク39位の錦織圭(28=日清食品)が逆転で初戦突破を決めた。シングルス1回戦で同18位で第12シードのトマス・ベルディハ(32=チェコ)と対戦。第1セットは4-6で落としたが、第2セットは粘りのプレーで、6-2と奪い返すと、勢いに乗った第3セットも6-1と連取した。

 錦織 2セット目からしっかりとラケットが振れだした。バックが特によかった。まだクレー(コート)での戦いに、体はついていっておらず、なかなかフォアは打てなかった。でもサーブとバックがよくなって、勝利を導いてくれた。

 今大会は12年以来2度目の出場。過去のベルディハと対戦対戦成績は錦織の4勝1敗で、直近では15年のATPツアーファイナルで7-5、3-6、6-4で勝利していた。5月27日に開幕する4大大会の全仏オープンと同じクレーコートでの今季初戦。完全復活へ、幸先のいいスタートを切った。