日本ホッケー協会は8日、男女代表が20年東京五輪に開催国枠での出場が決まったことを発表した。

 過去の五輪開催国は、世界ランク30位以内で出場権を得ることが通例で、日本は女子が同12位、男子が同16位。世界ランクは複数シーズンにわたって算出されるため、短期間でランクが大きく落ちることはなく、国際ホッケー連盟は五輪まで約2年3カ月の時点で、日本の開催国枠による出場を決定した形だ。

 女子は04年アテネ五輪から5大会連続、男子は68年メキシコ五輪以来、実に52年ぶりの五輪出場となる。日本ホッケー協会は「今回早々と日本の男女チームの出場が確定したのは、国際ホッケー連盟が現在の日本ホッケーの実力を正しく評価した結果と思われます」とコメントと発表した。

 五輪では男女ともに12チームが出場。日本以外の11チームは、各大陸で開催される大会優勝国5チームと、五輪予選から6チームが出場する。8月のジャカルタ・アジア大会での優勝国は、アジア枠で東京五輪出場が決まることになっていたが、日本はひと足先に出場権を手にした。