2020年東京五輪で実施されるスケートボード・パークの初代日本一に、男子は笹岡建介(19)、女子は四十住(よそずみ)さくら(16)が決まった。

 第1回の日本選手権が行われた昨年はストリートのみ。今年はアジア大会(8月、インドネシア・バレンバン)代表選考を兼ねて初めてパークが行われた。

 男子の笹岡は、パークを専門とする選手。昨年は世界最高峰のパークシリーズのアジア予選で1位となるなど、この日もパーク特有の高さとスピードを武器に決勝1本目で76・67の高得点をマーク。昨年のストリート王者でストリートの世界舞台でも活躍する池田大亮(17)は大技マックツイストで2本目、3本目と得点を伸ばしたが、73・67でわずかに及ばず2位に終わった。

 女子は四十住と昨年のXゲーム・パークで7位入賞した小川希花(17)が激しく争ったが、四十住が3本目の68・33で1本目67・33の小川を逆転して初の女王となった。笹岡と四十住はアジア大会代表に決定。男女上位4人が強化指定選手候補となった。