日大とのアメリカンフットボール定期戦で負傷した関学大2年生QBの父親である奥野康俊大阪市議会議員が、日大の内田正人前監督(62)と井上奨コーチ(30)が開いた会見の内容について、「酷すぎます」と批判した。

 内田前監督と井上コーチは、日大選手が悪質な反則で関学大選手を負傷させた問題について、23日に都内の同大本部で会見を開いた。負傷したクオーターバック(QB)や関係者へ謝罪の言葉を何度も繰り返したが、反則プレーの指示については否定。そのほかにも、日大選手が前日に開いた会見で語った内容を否定する発言が相次いだ。

 奥野氏は24日、自身のフェイスブックを更新。日大指導者の会見に「前監督は一切の関与を否定。これでは宮川君が、可哀想でなりません。酷すぎます。親の立場で我が息子と重ねると宮川君は、加害者ではありますが、指導者2人に対して、体の震えが止まりません」と憤った。

 さらに、21日に警察に提出した被害届について「被害届、告訴も含めて内田前監督、井上コーチの2人だけの名前では受理できないと警察から回答を頂いております。そこで、宮川君の減刑、と内田前監督、井上コーチに対する厳重処分の嘆願書も出そうと思います。フォームはまた、アップいたします」と説明。最後に「息子は大丈夫です。たくさんの激励のメールありがとうございます」と感謝の言葉をつづった。