日本大の大塚吉兵衛学長が25日、アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則を犯した問題で、同日午後3時半に東京都内で記者会見を開いた。

 その中で、対応が後手に回って理由について、大塚学長は「アメフト部同士のやりとり。大学でやりとりしなかった」と説明した。また「部と部で対応ということになっていた。こちらで文書を作って送り、関学大さんがアナウンスというスタイルになってしまっていた。本学は文書で送ることにこだわっちゃった、そういう手順に従い、後れを取った」と、関学大側との手順の違いが原因だと繰り返し、主張した。

 「スポーツ競技の会場に起きたことに対し、普通は競技団体なりの判定を仰ぐというのが実際。そういうのを含めて考えていかないといけない」と、関東学生アメリカンフットボール連盟などの競技団体の判断を待っているという、今の体制を考え直す意向も示した。