ピョンチャンオリンピック(平昌五輪)フィギュアスケート男子で右足首の痛みを乗り越え2連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)が25日、千葉市内で行われたアイスショーに出演した。ショーでは、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と3回転トーループを披露。五輪後初めて公の場でジャンプした。

 以下は一問一答。

 -久々に公の場でジャンプを跳んだ。今の足の状態は

 ジャンプはまだ種類を制限したまま、アクセル、トーループ、サルコーをリハビリとして練習している。難しい入り方、降り方には着手していない状態。ループ、ルッツ、フリップに関しては、五輪の時に痛みを感じていた。それをやっていない限りは(痛みは)感じていない。

 -新たに挑戦するとしている4回転アクセルは

 後々できれば、と位置づけている。まだリハビリの段階で、きちんとした練習ができているわけではない。ショーやイベント等で練習ができていない状況。高難易度のジャンプのめどは立っていない。

 -6月にルールが変更される

 まだ決まっていないので、明確なコメントは控えたい。どんなルールにおいても、フィギュアスケートを好きな気持ちは変わらない。やはりフィギュアスケートをやっている限り、勝ちたい、トップに立ちたいという気持ちはある。ルールに適応し、その中で勝てる自信をつけながらやっていきたい。

 -現在どの程度ジャンプができているか詳しく

 ルッツ、フリップは1回転だけでなく、上がるだけのジャンプもやっていない。ループは軸を取る練習とか、1回転などをやっている。少しずつ、毎日1回か2回、やるようになってきたところ。アクセル、サルコー、トーループは3回転まで出来るようになった。

 -新しいプログラムは

 曲は、決まっています。まだコメントは控えさせていただきたい。

 -SP、フリーも

 はい。

 (質問終了後に自ら切り出し)

 変な報道がありましたけど…(メドベージェワとの親密さを報じる一部記事について)。びっくりしました。羽生結弦って知らない世界の人もいるんだなと思いました。