フィギュアスケート男子で18年世界選手権5位の友野一希(20=同大)が6日、新横浜スケートセンターで行われた「ドリーム・オン・アイス」で今季の新ショートプログラム(SP)「ニューシネマパラダイス」を初披露した。

 名画の曲にあわせ1つ1つの動きに心を込めた演技に、会場からは大喝采。「終わった後の歓声を聞き、心をつかむ演技ができたのかな」と満足そうに振り返った。

 目標とする22年北京五輪に向けて第1歩となるシーズン。刺激になるのは、1日に4年ぶりの現役復帰を表明した高橋大輔(32)の存在だ。「まだ同じステージに追いついていない。雲の上の存在」。高橋が順調に駒を進めれば全日本選手権でぶつかる可能性があり、「最終グループで戦えるかもしれない。光栄な気持ち」と憧れの先輩との対決を心待ちにした。