2年ぶりに1部リーグに復帰の秋田ノーザンハピネッツ(東地区)は67-84で昨季西地区1位の琉球ゴールデンキングス(西地区)に敗れ、ホームで復帰初戦を白星で飾れなかった。堅守速攻を武器にする同スタイルの相手に苦戦。持ち味を発揮し切れず、17点の大差で敗れた。それでも、B1デビューのPG小野寺祥太(23)が両チーム日本人最多の計18点を挙げるなど好感触も得た。

B1参戦3年目の相手に経験値の違いを見せつけられた。第1Q(クオーター)は同点に追いつく粘りを見せたが、第2Qはわずか5得点。同1分過ぎから約7分半、無得点に抑えられた。前半終了時のシュート決定率は27・6%と低迷。ペップHC(ヘッドコーチ=49)は「自分たちのゲームプランで戦えなかった。選手は努力したが、もっと努力しなければならない」と発展途上を強調した。

計13選手の中でB1経験者は5人だけ。チーム2年目の小野寺は「(昨季と)戦い方は一緒。個人としてもチームとしても1つ1つのプレーを大事にしたい」と、プレーの精度向上を課題に挙げた。敗れはしたが、3873人のブースターと一体で、B1復帰のスタートを切った。やはりB1デビューの俊野達彦主将(30)は「うつむいている暇はない。負けからしっかり学んで次につなげたい」と今日7日の同カード2戦目の巻き返しを誓った。【佐々木雄高】