女子200メートル個人メドレーで大橋悠依(23=イトマン東進)が2分5分29で2位に入り、池江が持つ日本記録を持つ0秒12更新した。

優勝したホッスー(ハンガリー)には0秒64差で敗れたが、前日10日の女子400メートル個人メドレーに続き、2日連続となる日本記録更新となった。

大橋は「日本記録はちょっと難しいと思っていた。新記録を出せてうれしい。隣が運良くホッスー選手。何も考えず、前半から付いていこうと思った」と振り返った。平泳ぎから自由形への切り替えは「研究、まだまだできることがある」と語った。

ホッスーは「憧れ。尊敬もある」という。ただ将来は勝たなければならない相手でもある。「ホッスー選手がいる以上、大橋悠依は2番と思われていると思うと悔しい。オリンピックで勝てるように1年半、たくさんの勝負をして、たくさん得るものがあるようにしたい。絶対に勝てない感覚がまだある。そういうイメージを取っ払うことからしていかないといけない」と話した。

以前はバサロで離されることが多かったと感じていたが、少しずつ差が縮まっている感触もある。1種目ごとの記録、そして前に出ても動じない経験など。「できる証拠を1つ1つ積み重ねていくことが大事」と力を込めた。