小林陵侑(22=土屋ホーム)が1回目135メートルで4位につけると、2回目は137.5メートルを飛び、合計282.1点で優勝した。

今年で67回を数える伝統のジャンプ週間で4戦4勝の「完全総合優勝」は史上3人目で、日本勢の総合優勝は1997~98年シーズンの船木和喜以来2人目。W杯通算、シーズンともに8勝目となったが、こちらは自身が持つ日本勢のW杯シーズン最多記録を「8」に更新、W杯連勝記録も「5」に伸ばした。

競技を終えた小林陵は地元のインタビューに応じた。一問一答は以下の通り。

-勝てると思っていたか?

小林陵 今の今まで勝てるとは思っていなかった。

-ジャンプ週間で勝つ意味は?

小林陵 日本人初ですかね。全勝、4勝は。歴史を作ることができて、うれしい。

-小林陵侑の名前が、葛西や船木に並んだ?

小林陵 すごくうれしいけど、まだオリンピックで金メダルを取っていないので船木さんには並んでいないし、(土屋ホームの)監督の葛西さんも何十年もやっているので。