14歳の新星、木原美悠(みゆう=エリートアカデミー)は、伊藤美誠(18=スターツ)に1-4で敗れ男女通じての最年少優勝を逃した。第1ゲームからジュースまで追い込んだが、11-13と取り切れず、王者の貫禄を見せつけられた。14歳170日での優勝となれば、14歳208日で前回男子優勝の張本智和を抜き、史上最年少の王者となるはずだった。

取材エリアに入った木原は終始笑顔。「ジュニアで決勝に行くことが目標だったのに、一般で来られるなんてすごい。準優勝はうれしいです」と晴れやかに言った。女子ジュニアは準決勝で敗れていた。

今年の目標を問われ「(11月開幕の)世界ジュニアなど大きな大会で優勝して、2020年の東京オリンピックに向けて、今から必死に頑張っていきたい」。全日本決勝という新たな世界を見た14歳の目は、希望に満ちていた。