近大は25日、16年リオデジャネイロ・パラリンピックの競泳女子日本代表一ノ瀬メイ(21)が4月1日付で同大学職員に内定したことを発表した。

近大4年の一ノ瀬は先天性の右前腕欠損症で生まれ、競技者として活動しながら、テレビCMなどでパラスポーツの認知度向上にも努めてきた。大学を通じて「4年前、まだパラアスリートを受け入れることがメジャーではなかった環境の中で私の入学を認め、パラリンピアンになるまで育ててくれた大好きな近畿大学を、来年からも背負って競技ができることを非常にうれしく思っています。『人に愛される人、信頼される人、尊敬される人』として応援したくなるような選手になれるよう、精進します」などと意気込んだ。

また、アーティスティックスイミング(AS)日本代表の福村寿華(22)も一ノ瀬と同じく、春から近大職員となる。「日本代表選手であること、近畿大学職員であること、全てに責任を持って行動したいと思います」とコメントした。