W杯個人総合首位の小林陵侑(22=土屋ホーム)が、4戦ぶりに表彰台を確保した。1回目124・5メートルで8位と出遅れたが2回目は129・5メートルを飛び、合計236・6点で日本勢最高の3位に入った。シュテファン・クラフト(オーストリア)が3連勝で通算15勝目、46歳の葛西紀明(土屋ホーム)は今季最高7位だった。
通算10勝目はならなかったが、小林陵が意地のジャンプで巻き返した。有利な向かい風を受けられなかった1回目は124・5メートルで8位。風の差が少なかった2回目に129・5メートルを飛び、全体2位で5人抜きし3位に入った。「(2回目は)距離は少し足りないと思ったけど、地元で表彰台に乗れてすごくうれしい」と笑みを浮かべた。
札幌2連戦は大倉山特有の風に翻弄(ほんろう)された。だが「風に恵まれていないけどこの位置にコンスタントに入れているのはすごく自信になる」と前向きだ。海外遠征で疲労がたまっていたが、帰国で心身ともにリフレッシュ。内容が納得できるジャンプを連日飛べていることに満足している。ジャンプ週間完全V後の凱旋(がいせん)試合。名前入りのうちわを手に声援を送るファンの光景に「ビックリ。アイドルかなと思った。そうやって応援してくれるのはうれしい」。再出発で次の1勝を狙う。【西塚祐司】


