20年東京オリンピック(五輪)新競技スポーツクライミングのメダル候補の野中生萌(みほう、21=XFLAG)が21日、「スニーカーベストドレッサー賞2019」授賞式に出席した。スポーツ部門で選出され、白地に黒とピンクのラインが入ったスニーカーで登場。「普段からスニーカーを履くことが多いので光栄です」とあいさつした。

スポーツクライミングでは、多くの選手が競技会でも化粧やネイル、ヘアカラーをする。野中も一番好きな色である紫をヘアカラーやネイルに取り入れることが多く、右耳にはお気に入りのハチのピアスが光る。ファッションに関する賞を今回初めて受賞するにあたり「メークもアクセサリーもしないスポーツのイメージを壊したいと思っていて。自分もそのきっかけとなって変えていきたい」とおしゃれへの思いも口にした。

今季は、東京五輪の出場権がかかる8月の世界選手権(東京・八王子)に照準を合わせるため、ボルダリングワールドカップ(W杯)は開幕からの2戦のみの出場に絞る予定も明かした。

「去年はボルダリングW杯の年間1位を目指して、ポイントを稼ぐためにも全7戦出たんですが、体もぼろぼろでけがもあった。今年は2戦をしっかり勝ちたいと思う」

次の目標は3月2~3日のリード・ジャパンカップだ。「代表合宿もあっていまは3種目バランス良くやっている。リードは相変わらず苦手だけど、今年は決勝メンバーに残りたい」と狙いも定めた。