男子プロバスケットボールBリーグは12日、都内で理事会を開き、19-20年シーズンの第1回ライセンス交付判定を行い、B2中地区首位の信州ブレイブウォリアーズが昨季に引き続きB2ライセンスの交付に決定し、来季のB1昇格可能性が消滅した。

B2の上位3クラブが全てB1ライセンス交付判定を受けていた場合は上位2クラブが自動昇格となるが、信州はB1ライセンスを持たないため、B2で優勝した場合でもB1昇格の可能性がなくなった。今季は38勝9敗と、B2トップの勝率で、地区優勝までM8に迫っている中での決定となった。

信州はB1ライセンス交付の条件となる5000人以上収容のホームアリーナ保持については、来季からホワイトリング(長野市総合スポーツアリーナ)にホームを移すことが決定したため満たした。昨期債務超過している信州は、B1所属クラブは前期も債務超過ではいけないという条件を満たせなかった。B1ライセンスの交付基準には「ライセンス申請者の計算書類において、申請期日の属する事業年度の前年度末日現在、純資産の金額がマイナスである(債務超過である)場合は本基準は充足しないものとする」と明記されている。なお、信州は今期中にも債務超過解消のめどは立っている状況だったという。