国際バスケットボール連盟(FIBA)は30日(日本時間31日未明)、コートジボワールのアビジャンで理事会を開いて、20年東京オリンピック(五輪)の開催国枠を日本に付与することを決定した。男子は76年モントリオール大会以来44年ぶり7度目、女子は2大会連続5度目の出場。また東京五輪から採用された3人制でも男女で、IOCの承認が得られるという条件付きで五輪出場が決まった。

吉報は日本協会の三屋裕子会長(60)からのテレビ電話を通して、日本協会に届けられた。テレビ画面の前で待機していた女子の日本代表で主将を務める高田真希(29=デンソーアイリス)は「素直にうれしい。選手としてはここからが勝負。12人の枠に入れるように。金メダルを目指してやっている。そこに向かってやっていきたい」と話した。自国開催で注目度も桁違い。「バスケットを広められるチャンス。しっかり結果を取りたい」と力を込めた。

日本は高さで強豪に劣るが、コミュニケーションを重視し「チーム力」で補う。高田は「チーム力を高めていかないといけない」と語った。