水泳世界選手権(7月・韓国)の代表選考会を兼ねたオープンウオーターのオーシャンズカップが18日、千葉・館山市の北条海岸で10キロが行われ、女子の新倉みなみ(21=セントラル目黒)が2時間10分52秒9で初優勝した。

集団では端を泳いで体力を温存。終盤に貴田裕美(32=コナミスポーツ)と並んで抜け出すと、タッチ差で負けた昨年の福井国体の悪夢を振り払い、0秒1差で制した。世界選手権で上位10位に入れば20年東京五輪出場が決まる。「ここまで来たら東京五輪出場を決めたい」と意気込んだ。

ロンドン、リオデジャネイロ五輪を経験している貴田は、7度目の世界選手権出場を決めた。東京五輪を競技人生最後の舞台にすることも明かした。リオ五輪で燃え尽き、昨夏のパンパシフィック選手権で1度引退を決意。しかし「このままでは中途半端になる。後悔すると思う」と踏みとどまった。最後の大舞台へ「今日はまず最低限をクリア。次は世界選手権で10位に入りたい」と話した。