SP109・60点で首位発進した羽生結弦(24=ANA)が、212・99点(自己ベスト206・10)を記録して合計322・59点で自身4度目のスケートカナダで初優勝を飾った。これまで同大会には13年、15年、16年と過去3度出場し全て2位だった。

冒頭の4回転ループがバランス崩して着氷。続く4回転サルコーは着氷。4回転トーループも決めた。後半の4回転トーループからの連続ジャンプも大きなミスなく着氷した。3回転トーループからの連続ジャンプも着氷。シークエンスやスピンを行う度に会場からは声援が飛ぶ。演技後は2度ガッツポーズを見せた。リンク内には恒例のプーさん人形がたくさん投げ込まれた。

SPは3本のジャンプ全てノーミスで、出来栄え点も高得点を獲得。今季トップの成績も「これはノーミスとは言えない。もうちょっと積んできたものを出せればいい」と話すなど納得していない様子だった。大会前に「とにかくこのシリーズを通してファイナルまでしっかり行きたい」と意気込んでいたGPファイナル出場へ、1歩前進した。