GPファイナル連覇を狙う紀平梨花(17=関大KFSC)は、SP70.71点で6位発進となった。

首位は同85.45点のアリョーナ・コストルナヤ(16=ロシア)。2位にアリーナ・ザキトワ(17=ロシア)が同79.60点で続き、3位に同78.27点でアンナ・シェルバコワ(15=ロシア)が入った。4位はブレイディ・テネル(21=7米国)、5位はアレクサンドラ・トゥルソワ(15=ロシア)。フリーの滑走順は抽選で紀平が2番に。首位のコストルナヤが5番、2位のザギトワが最終6番、3位のシェルバコワが4番で演技する。

<SP成績>


順位選手得点
アリョーナ・コストルナヤ85.45
アリーナ・ザキトワ79.60
アンナ・シェルバコワ78.27
ブレイディ・テネル72.20
アレクサンドラ・トゥルソワ71.45
紀平梨花70.71

紀平梨花

3A/3Lo/FCSp/3F+3T/CCoSp/StSq/LSp

冒頭のトリプルアクセルは着氷後に体重が右足のエッジの外側にかかり乱れた。2本目のジャンプをコンビネーションにしたが、後半のジャンプ後に転倒した。演技後は苦笑いした。

<コメント>

体が全然動かなかった。昼の時点で緊張していて、その時の疲れが夜にきた。頑張ったが、なかなか脚が締まらない感覚があった。フリーで何とか巻き返したい。

女子SP 演技前、コーチと会話する紀平梨花(撮影・PNP)
女子SP 演技前、コーチと会話する紀平梨花(撮影・PNP)
女子SP 演技する紀平梨花(撮影・PNP)
女子SP 演技する紀平梨花(撮影・PNP)
女子SP 演技する紀平梨花(AP)
女子SP 演技する紀平梨花(AP)
女子SP 演技する紀平梨花(AP)
女子SP 演技する紀平梨花(AP)
女子SP 連続ジャンプで転倒する紀平梨花(AP)
女子SP 連続ジャンプで転倒する紀平梨花(AP)
女子SP 演技する紀平梨花(AP)
女子SP 演技する紀平梨花(AP)

紀平梨花SP6位発進/GPファイナル写真特集

アリョーナ・コストルナヤ

3A/3Lz/FCSp/3F+3T/CCoSp/StSq/LSp

冒頭の3回転アクセルを着氷、3回転ルッツも着氷し、3回転フリップ-3回転トーループも高いジャンプから着氷。スピンやステップはレベル4を獲得した。

<コメント>

全て予定通りにできてうれしい。氷に立つ時に数字(点数)のことは考えない。楽しむことができた。

女子SP 演技するアリョーナ・コストルナヤ(ロイター)
女子SP 演技するアリョーナ・コストルナヤ(ロイター)
女子SP 演技するアリョーナ・コストルナヤ(ロイター)
女子SP 演技するアリョーナ・コストルナヤ(ロイター)

アレクサンドラ・トゥルソワ

2A/3F/CCoSp/3Lz+3Lo/FCSp/StSp/LSp

冒頭の変更した3回転アクセルではエッジが引っかかり転倒。連続ジャンプでは後半のジャンプが3回転トーループに。スピンなどレベル4を獲得したが、演技後は納得していない表情を見せた。

<コメント>

「(トリプルアクセル転倒も)練習では跳べていた。どこかで試さないといけないもの。五輪シーズンよりはいい」

女子SP 演技するトゥルソワ(撮影・PNP)
女子SP 演技するトゥルソワ(撮影・PNP)
女子SP 演技するトゥルソワ(撮影・PNP)
女子SP 演技するトゥルソワ(撮影・PNP)
女子SP 演技するトゥルソワ(撮影・PNP)
女子SP 演技するトゥルソワ(撮影・PNP)

アンナ・シェルバコワ

2A/3F/FCSp/3Lz+3Lo/LSp/StSq/CCoSp

冒頭のダブルアクセルは難なく着氷。3回転フリップも余裕持って着氷すると連続ジャンプも速い回転からミスなく着氷した。その後のレイバックスピンなどレベル4を獲得した。

<コメント>

演技全てに満足している。練習から調子が良く、落ち着いて演技に臨めた。

女子SP 演技するシェルバコワ(AP)
女子SP 演技するシェルバコワ(AP)
女子SP 演技するシェルバコワ(AP)
女子SP 演技するシェルバコワ(AP)

ブレイディ・テネル

3Lz+3T/2A/LSp/3F/StSq/FSSp/CCoSp

冒頭の連続ジャンプで最後に着氷が乱れた。 その後のジャンプは決めスピンなどレベル4を獲得した。

女子SP 演技するテネル(AP)
女子SP 演技するテネル(AP)
女子SP 演技するテネル(AP)
女子SP 演技するテネル(AP)
女子SP 演技するテネル(AP)
女子SP 演技するテネル(AP)

アリーナ・ザキトワ

3Lz+3Lo/2A/FCSp/3F/LSp/StSq/CCoSp

冒頭の連続ジャンプを着氷すると、その後のダブルアクセル、3回転フリップもミスなく着氷した。3つのスピンやステップでレベル4を獲り、演技後、観客から歓声を浴び、自信に満ちた表情を浮かべた。

<コメント>

シーズンベストを出せてうれしい。ただ、自己ベストではないので改善の余地はある。少し硬さがあった。

女子SP 演技するザキトワ(ロイター)
女子SP 演技するザキトワ(ロイター)
女子SP 演技するザキトワ(ロイター)
女子SP 演技するザキトワ(ロイター)
女子SP 演技するザキトワ(AP)
女子SP 演技するザキトワ(AP)

<出場選手と演技順>

アリョーナ・コストルナヤ(16=ロシア)

アレクサンドラ・トゥルソワ(15=ロシア)

アンナ・シェルバコワ(15=ロシア)

紀平梨花(17=関大KFSC)

ブレイディ・テネル(21=7米国)

アリーナ・ザキトワ(17=ロシア)