女子52キロ級で世界選手権2連覇の阿部詩(19)が決勝進出を決めた。初戦の2回戦から4試合連続でオール一本勝ちを収め、決勝の勝敗に関係なく東京五輪代表が濃厚となった。男子66キロ級で一昨年まで2年連続世界一の兄一二三(ともに日体大)は、準決勝でブルガリア選手の密着攻撃に苦戦したが、初戦から5試合を制して決勝へ進んだ。

男子60キロ級の高藤直寿、女子48キロ級の渡名喜風南(ともにパーク24)も決勝に駒を進め、この日出場した日本勢全4選手が銀メダル以上を確定させた。

今大会は男女9階級で代表1番手が出場。結果次第で、27日に都内で行われる全日本柔道連盟の強化委員会で五輪代表が複数決まる見込み。