国際水連と一線を画す賞金総額605万ドル(約6億6550万円)の競泳国際リーグ(ISL)に初参戦する「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は16日、メンバー変更を発表した。日本水連から年内活動停止の処分を受けた男子の瀬戸大也(26)に代わって、日大1年の本多灯(ともる、18)を選出した。

本多は、今春に日大藤沢高から日大に進学したばかり。昨年の世界ジュニア選手権では男子200メートルバタフライで銀メダル。瀬戸と同じバタフライと個人メドレーが得意なホープだ。

今月4日に終了した日本学生選手権では200メートルバタフライ、400メートル個人メドレーで2冠を達成。18歳は「2冠は、もう、うれしすぎて最高です。(両種目で)メダルがとれるようにやりたいと思っていた」と大喜び。この2種目は、ともに日本代表候補入りの基準タイムを突破している。

五輪代表選考会を兼ねた来年4月の日本選手権に向けて「200メートルバタフライでは日本記録に近づきたい。400メートル個人メドレーでは4分9秒台か8秒台を出していきたい」と意欲的。ISLでは世界のトップ選手が集結する。伸び盛りの18歳にとって大きな財産になる1カ月となりそうだ。