国際水連と一線を画す賞金総額605万ドル(約6億6550万円)の競泳国際リーグ(ISL)に、初参戦する「東京フロッグキングス」の北島康介GM(38)が18日、ブダペスト出発を前に取材に応じた。

北島GMは、メンバーだった瀬戸大也(26)が日本水連から処分を受けて不参加となったことについて「唯一(ISLを)経験している選手で彼がこのリーグにかける思いも感じていた。チームの戦力としても大打撃」と話した。

瀬戸はISL1季目の昨年12月、米ラスベガスでの決勝大会に日本選手で唯一、参戦。男子400メートル個人メドレーで世界新をマークするなど3種目を制し、パリを拠点とするエナジースタンダードの優勝に貢献している。

北島氏は「彼の水泳人生が終わったわけじゃない。彼に興味をもってもらえるようなチームにしていきたいし、彼がまたこのチームで戦ってくれることを願っている。彼にはもちろん『戻ってこられるような場所をつくっておきます』という言葉は伝えた」とした。