女子世界71位で第1シードの日比野菜緒(25=ブラス)が、4度目の出場で、自身初の8強入りを決めた。

ダブルスで18年全仏準優勝の穂積絵莉(26)に6-4、2-6、6-4のフルセット勝ち。日比野は、12年初出場で3年連続で出場したが、すべて2回戦敗退。6年ぶりの出場で、苦戦ながら初めて2回戦の壁を突破した。準々決勝では18年全日本学生2冠の牛島里咲(24)と対戦する。

日比野は第1セット5-1とリードしながら追い上げられ、6-4で先取したものの、第2セットを奪われた。最終セットも接戦になったが「最後はうまくプレーできた」と穂積との同期対決を振り切った。今大会は、感染症対策のために、無観客で行われている。

また、1、2回戦は主審、線審がいない完全セルフ・ジャッジ。球を拾ったり、スコアを変えるのも選手自身が行う。30日の準々決勝から主審、線審が配置されるが、ボールボーイがつくのは11月1日の決勝だけ。なお準決勝までは室内コートで行われ、決勝だけが有明コロシアムで行われる。