9月の中部選手権が約1年5カ月ぶりの復帰戦となった本郷理華(24=中京大)が57・62点で7位につけた。坂本花織(シスメックス)が70・40点で首位に立った。

本郷は冒頭で3回転フリップを着氷させ、3回転-2回転の連続トーループ、ダブルアクセル(2回転半)と続けた。

大きなミスなくまとめた演技を「ホッとした」と振り返った上で「ブロック(中部選手権)に比べると硬くなったというか、勢いが自分の中でなかったかなと思うので、フリーは思い切って、練習してきたことを出し切れるようにしたいです」と意気込んだ。

昨季は休養し、引退も考えたという。ジュエリー店で接客業にも就き、今年1月から練習再開した。今大会は12月の全日本選手権(長野)の予選会を兼ねており「『全日本に行きたい』という一番大きな目標がある」。31日のフリーで全てを出し尽くす。【松本航】