ショートプログラム(SP)2位の吉田陽菜(15=木下アカデミー)がトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の出来栄え点減点を悔やんだ。

フリーも2位の121・75点を記録し、合計184・00点で2位。優勝した松生理乃(愛知・中京大中京高)に4・90点及ばなかったが「全日本ジュニアにつながる演技ができたと思います」と全日本ジュニア選手権(21~23日、青森・八戸市)へ視線を向けた。

冒頭は大技の3回転半。着氷はしたものの、そこから乱れ、結果的には4分の1回転足りないことを示す「q」マークが記されていた。基礎点は100%つくが、出来栄え点でマイナスとなり「ちゃんと着氷で回転を止めきれなかったのが原因かなと思うので、どんな時でも降りられるようにしたいです」と明るい表情で受け止めた。

演技後は浜田美栄コーチから「アクセル、絶対に決めようね」と声をかけられ「全日本ジュニアでは絶対に決めたいです。表彰台に乗って、トリプルアクセルを決めて、スケーティングも攻める気持ちを忘れずに演技したいです」。大技を磨き、初の全日本ジュニア女王を目指す。【松本航】