ショートプログラム(SP)4位発進の田中刑事(26=倉敷FSC)がフリー5位の138・95点にとどまり、合計215・52点の4位で表彰台を逃した。

冒頭の4回転サルコーは3回転となったが、続く4回転サルコー-2回転トーループの連続ジャンプに成功。だが、終盤のトリプルアクセル(3回転半)が2本続けて1回転半となり「アクセルが全滅したのはやっぱり…。できたり、できなかったりが、激しいフリーでした」と振り返った。

今季は8月に痛めた右膝の影響で、序盤から苦しい演技が続いた。それでも復調へ、ステップを踏めている実感がある。

「ちょっとずつ調子を戻してきている部分がある。もうちょっと、NHK杯でやりたかったことがあるけれど、全日本に向けて、足が万全な状態で、思い切って挑みたいと思います」

12月の全日本選手権(長野)は1カ月後にやってくる。競技会での経験を糧に、さらに状態を上げていく。