流通経大(関東リーグ戦2位)と筑波大(関東対抗戦5位)は引き分けとなりトライ、ゴール数が両チーム同数のため抽選の結果、流通経大が4年連続の8強へ駒を進めた。
後半のホーンが鳴った直後、流通経大が相手陣深くでペナルティーを得るも、PGを狙わずタッチキックを選択。しかし、ラインアウトを失敗し、筑波大にボールを奪われる。
不穏な空気の中、そのボールをインゴールから展開され、自陣22メートル付近まで攻め入られたがこの日、目立っていた筑波大のノックオンを誘いノーサイドの笛がなった。
試合直後、抽選の様子が大型ビジョンに映し出されると会場がどよめく。当たりくじを引いた流通経大が準々決勝への進出を決めるも、派手に喜ぶことなく接戦を繰り広げた筑波大とともに健闘をたたえ合った。
フランカー坂本侑翼主将は「筑波さんとは同じ茨城の代表。抽選で次戦に進めたのはうれしかったけど、筑波大さんの思いも背負って戦う責任がついてきた」と気を引き締めた。
4年前の3回戦でも慶大と31-31と引き分け、抽選に。その際は慶大が次戦へ駒を進めていた。内山達二監督は「また抽選か思ったがどちらになろうが、全力を尽くした学生達を誇りに思った」。社会人の試合などで延長戦も導入されていることを踏まえ「本当は延長戦でさらに最高のゲームをして勝敗を決めるのが1番良いと思う」と本音を漏らした。
坂本主将も「もし延長があるなら自分たちの力を最後まで出し切って決めることができる。(延長線を)やりたいなと感じます」と同調した。
ホーン直後でPGを狙わなかった理由について坂本主将は「FW戦、セットプレーで勝っていたのでチームで共有できていた。取り切ってやろうとラインアウトを選択した」と述べた。
一方、抽選で涙をのんだ筑波大のCTB岡崎航大主将は「仕方ないこと」と受け入れた。コロナ禍で自校のグラウンドが使えなかった際、流通経大がグラウンドを貸してくれたエピソードを紹介した島崎達也監督は「流通経大があっての僕らだった。本当に感謝している」と述べ、まさしくノーサイドの精神を会見で表した。


