フィギュアスケート男子で冬季五輪(オリンピック)2連覇の羽生結弦(26=ANA)が12月31日、日本スケート連盟の公式ツイッターに登場し、激動の2020年を締めくくるメッセージをファンに届けた。

各スケーターが年末カウントダウン企画で順に登場した中、午後11時30分に大トリで登場し、こう語りかけた。

「羽生結弦です。応援ありがとうございました。2021年は、本当に20年が、すごくすごく大変な年だったと思うので、なるべく皆さんに早く平穏が訪れることと、僕自身も、少しでも皆さんの役に立ったりとか、もちろん自分自身もしっかりと成長した1年にしたいなという風に思います」

最後に、画面に映るように書いた自身のサインに「応援ありがとうございました!」と添え、1分超の動画を「応援ありがとうございました~。良き年になりますように~」と手を振って締めくくった。

羽生は約10カ月ぶりの実戦復帰=今季初戦となった先週の全日本選手権(長野)で新プログラムのショートプログラム(SP)曲「レット・ミー・エンターテイン・ユー」とフリー曲「天と地と」を舞い、5年ぶり5回目の優勝を遂げた。

22年北京五輪の枠取りが懸かる世界選手権(来年3月、ストックホルム)日本代表に決定。世界的に新型コロナウイルスが収まらず状況は流動的ながら、開催された場合は「役割を全うしたい」と1カ国最大3枠の確保へ全力を尽くす覚悟を示している。【木下淳】