日本が東京オリンピック(五輪)に出場するバーレーンに快勝し、2次リーグ初勝利を挙げて今大会を終えた。日本の2次リーグでの勝利は史上初めて。

1次リーグで同組だった相手との対戦結果を持ち越すため、2次リーグ通算1勝1分3敗。既に準々決勝進出の可能性は消えていた。

前半に19-12とリードして折り返し、後半も安定した試合運びを見せた。GK岩下祐太(トヨタ紡織九州)が好セーブを連発。両チーム最多9得点の吉野樹(トヨタ車体)がプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

「彗星(すいせい)ジャパン」の愛称を持つ日本は今大会、強豪クロアチアと引き分けるなど1勝1分け1敗で1次リーグを24年ぶりに突破。2次リーグでは初戦のアルゼンチンに敗れ、前回大会優勝デンマークには完敗したが、最終戦で今大会2つ目の白星をつかんだ。

19年1月に行われた前回大会では7戦全敗に終わり、出場24チーム中唯一白星なしの最下位。そこから心身を鍛え直して臨んだ今大会で、確かな成長の跡を刻んだ。