19年全日本選手権3位の川畑和愛(19=東京)が自己ベストの69・48点をたたき出し、2位につけた。

冒頭のルッツ-トーループの連続3回転、3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)と大きなミスなく演技。得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」では、同じ東京代表として出場している樋口新葉(20)が隣に座り「今日の演技良かったね」とたたえられた。調子をうまく合わせられたといい「今回のショート(SP)は調子の良さと、自分に自信を持って滑る、という両方ができた」と笑顔を見せた。

昨年は少年女子で出場し、個人2位となっていた。

「初めて成年で出ることになって、自分が成年だっていうことに驚きました。『自分も成長したな』と思いつつ『しっかりとスケートで成長してきた分を出したい』と思っていました」

ともに全日本選手権での表彰台経験を持つ樋口とのコンビで、頂点を目指す。【松本航】