女子で11度の優勝を誇る野口啓代(31)は準決勝で敗退した。

全4課題のうち3つを完登したが7位に終わり、上位6人で争う決勝進出を逃した。女子の第一人者は「集中力が欠けていた」と猛省し、修正力の低下などを課題に挙げた。半年後の東京オリンピック(五輪)での引退を明言し、この大会は最後となった。「この結果を受け止め、五輪までやるべきことを考えたい」と、冷静に気持ちを切り替えた。