Wリーグの新潟BBラビッツ(東地区6位)は20、21日、シャンソン(同4位)と平塚総合体育館で対戦する。開幕から12連敗で東地区最下位の新潟は、あと1敗するとプレーオフ進出条件の地区4位以内が消滅する。崖っぷちの一戦、司令塔のG宮坂桃菜(26)がチームの長所を引き出すゲームメークで乗り切る構えでいる。

「気負わずに思い切りできればいい」。宮坂はシャンソン戦の決意をそう話した。前節、首位のENEOS戦(13、14日)は2日間とも第3クオーター(Q)まで食らい付いた。「ENEOS相手にできたプレスディフェンスとウイングの走力を生かす」と青写真を描く。

ENEOS戦で自身も手応えをつかんだ。2戦とも約35分間出場して8得点と11得点。もっとも「全試合2桁得点が目標。もっと3点シュートを決めないと」。シャンソン戦では3点シュートの増加を自身に課す。それ以上に「相手の守備を崩せるように味方を動かしたい」と司令塔としての役割を重視した。