ラグビートップリーグのヤマハ発動機は21日の今季開幕戦で日野に快勝(52○17)した。

開幕初先発し、前半26分に先制トライを決めた入団3年目のWTB矢富洋則(25)は24日、磐田市内での練習後に取材に応じ、「積極的にトライを狙った」と振り返った。実兄で14年目のSH矢富勇毅(36)からのパスを得点につなぎ、「なお、うれしかった」と笑顔を見せた。試合では、パスが通らず好機を逸した場面もあって「後から珍しく兄が(パスしなくて)『ごめん』と謝ってきた」と打ち明けた。他の7トライは外国人勢で「日本人トライは僕だけで、いろんな意味でいいトライになり、自信につながった」と幸先の良いスタートとなった。次節のリコー戦(28日、大阪・花園)を「フィジカルがぶつかり合うと思う。その中でもたくさんトライしたい」と意気込んだ。【倉橋徹也】