白血病から復帰した競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が10日、五輪代表選考を兼ねた日本選手権(4月3~10日、東京アクアティクスセンター)で資格を持つ4種目すべてにエントリーした。出番順に100メートルバタフライ、100メートル自由形、50メートル自由形、50メートルバタフライ。マネジメント会社を通じて「日本選手権では出場種目全てで決勝に残ることが目標です。試合での結果は、毎日の練習でどれだけ自信をつけられるかだと思っているので、がむしゃらに練習してレース本番を迎えたいです。日本選手権で全力で泳ぐ姿をみていただけたらうれしいです」と、コメントした。

代表選考は、決勝で日本水連が定めた派遣標準記録を突破して2位に入れば内定。100メートル自由形はリレーメンバー4人の選考も兼ねる。池江は大目標を24年パリ五輪として、東京五輪はその途上にある位置付けだ。なお50メートルバタフライは非五輪種目となっている。