全国高校ラグビーで静岡聖光学院を18、19年の2度、花園に導いた佐々木陽平前監督(43)がこのほど、静岡市葵区で行われたスポーツ医学セミナーで講演した。
監督だった約5年の指導を振り返り、部員らについて「誰のためにどんな力をつけさせればよいか。社会に出た時どうなっていればよいかを考えるようになった」と話した。
16年1月から昨年11月まで監督を務め、当初は練習のすべてを指示した。「それもピリピリして怒鳴ってばかりいた」。転機は17年11月に訪れた。花園出場をかけた県大会決勝で、逆転勝ちを目前に敗退(12●15東海大静岡翔洋)。指導を守って負けた選手たちから謝られた。「自主性を持たせなかったのに『いつも任せてくれたのに』といわれ、何のためにラグビーをやらせていたのか」。その後、部員らの主体性や自主性を引き出す考えに方針転換したと明かした。【倉橋徹也】


