第22回全国高校選抜ラグビー大会が25日、埼玉・熊谷市内で開幕する。東日本2校に与えられる実行委員会推薦枠として初出場の佐沼(宮城)は、近畿王者の常翔学園(大阪)との初戦に挑む。FW千葉響主将(2年)は「先輩たちの頑張りが評価されて出場が決まった。3年生の思いを背負って戦いたい」と意気込んだ。また東北勢では秋田工、仙台育英(宮城)、黒沢尻北(岩手)も出場する。
佐沼は昨年の全国高校ラグビー県予選で準優勝し、東北各県の準優勝チームで花園切符を争う東北代表決定戦に出場した。黒沢尻北との準決勝は7-7の同点で決着がつかず、抽選の末に涙をのんだが、白鳥直人監督(50)は「周りの方にインパクトを与えた良い試合だった。3年生引退後も、戦力がさほど変わらないことも評価された」と、初の選抜切符をつかんだ。
今年は県新人戦がコロナ禍で中止となり、選抜が新チーム初の公式戦となる。攻守の要は、体重100キロ超5人擁すFW陣だ。最重量108キロのFW佐藤圭人(2年)は「フィジカルで負けずに、最後まで走りきりたい。先輩方が勝ち取ってくれた出場なので、絶対に勝ちたい」と闘志を燃やした。
対する常翔学園は6度の全国優勝を誇る強豪。今春卒業した前主将の星凌太さんからは「ディフェンスから相手にプレッシャーをかけて、最後まで諦めずに戦ってほしい」とエールが送られた。東日本大震災から節目の10年。千葉主将は「僕自身もスポーツに元気をもらっていた。自分たちのプレーを見て、周りの人たちが笑顔や元気になってくれたら」。91年の花園以来、30年ぶりの全国舞台。最後まで全力プレーを貫く。【相沢孔志】


