アーティスティックスイミング(AS)の「第97回日本選手権」は、第2日のチームフリー(TF)、デュエットテクニカル(DT)、ソロテクニカル(ST)を行い、注目のDTを長野ASCの小林唄(うた)和田彩未(あみ)組が連覇した。和田はSTも初制覇した。

DTでは、和田が「優勝を目指して挑んだので、うれしい」と言えば、小林は「勝って次の大会に行けるので安心した」と笑みを漏らした。2人は8月下旬にカナダで開催予定の世界ジュニア選手権への出場が決まっている。和田は「2人でメダルを獲得できるよう、技の精度を上げていきたい」。小林は「課題の同調性を上げたい」。ともに世界の舞台へやる気を漲らせた。

STでは、初めて日本選手権優勝牌を手にした和田は「大切に飾りたい」とニッコリ。そして、9日の最終日に向け「あと2種目、明日も優勝目指して頑張りたい」と4冠獲得を誓っていた。

TFにはJAPAN(東京オリンピック日本代表)チーム、DTにはJAPANの乾友紀子(30)吉田萌(25)組がオープン参加。参考記録ながらTFで93・6667、DTで92・3760をマークした。

大会は新型コロナ感染防止のため無観客で開催されている。競技の模様は9日も日本水泳連盟ホームページでライブ配信される。

各競技の優勝と得点は次の通り。

◆TF=井村ASC・Aチーム(三橋由、熊谷、山田、川瀬、広田憩、加藤、額田、三上、R細川)85・3333 ※Rはリザーブ選手

◆DT=小林唄・和田彩未(長野ASC)83・0333

◆ST=和田彩未(長野ASC)83・0016

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