19年ラグビーW杯日本代表のNO8アマナキ・レレイ・マフィ(31=キヤノン)が29日、妻あずささん(32)の文才をほめた。

1年半ぶりに再始動した大分県別府市での代表強化合宿に参加。オンライン取材に応じ、「面白い」と話題の妻のブログについて質問されると「奥さんはすごい。(文章が)面白いし、誇りに思う。ただ(内容が)ほぼ俺の悪口…。みんなに『しっかりしろ』と言われる」と、妻の才能を認めつつ複雑な心境を語った。

京都府出身のあずささんが書くブログは、自虐ネタを交えた会話のような文章で、必ず“オチ”がある。マフィが5年も住む自宅の住所を覚えないことや、遠征に行くと夕飯を作らないため「楽すぎる…」など赤裸々にその時々の思いをつづっている。

マフィは15年5月に花園大時代に知り合ったあずささんと結婚した。左股関節の脱臼骨折などの大けがをした際にも支えてもらい、驚異的な回復力を見せた。そのかいあって15年W杯日本代表にも選出された。

今回の大分合宿には、同じトンガ出身のWTBシオサイア・フィフィタ(22=近鉄)も参加している。9歳上の先輩は「素晴らしい選手で、オンオフもしっかりしている。(周りから)何も言われないし、自分の誇りでもある」と後輩をたたえ、日本代表27キャップを誇る桜の戦士として「(トップリーグの)バラバラのチームでそれぞれのチーム文化もあると思うけど、日本代表はやっぱりワンチームになることが大事」と、日の丸を背負う意義を伝えた。