日本ラグビー協会は2日、オンラインで理事会を開き、約4400万円の黒字となる2020年度決算を承認した。

収入は約38億4000万円。コロナ禍の影響で男子15人制代表の活動ができなかったが、運営面などの減少もあり約4400万円の黒字となった。

19年度は、ワールドカップ(W杯)日本大会に向けた男子代表の強化費などの支出が増え、過去最大となる約11億1000万円の赤字だった。

岩渕健輔専務理事は「20年度はいかなる状況でも黒字が目標だった。ただ、21年度も収入の見通しは厳しく、同じような状況が続き、備えが必要と考える。今後は試合以外の収入が大きなポイントとなる」と話した。