バレーボールのVリーグ女子1部の日立リヴァーレは12日オンラインでファン感謝イベントを行い、選手たちがコート上とは違う一面をかいま見せた。この日のイベントの様子は近日中にチームの公式ユーチューブチャンネルで公開される。

序盤から和気あいあいとした雰囲気で行われ、各選手のこだわりを紹介するコーナーではお気に入りの品を紹介。強打が持ち味のアウトサイドヒッターのオクム大庭冬美ハウィ(22)が自前のサングラスを披露し、ミドルブロッカーの入澤まい(22)はジャニーズ好きな一面をアピールした。

今季の日立は開幕からホーム2連勝を上げ幸先のいいスタートをきったが、そこから8連敗。6勝15敗でレギュラーラウンド8位で終え、5-8位決定戦に進出。7、8位決定戦で久光スプリングスとのフルセットにもつれる熱戦を制し、7位でリーグ戦を終えた。

多治見麻子監督は「(今季は)選手たちが苦しみながら戦った結果が7位」と受け止め、来季に向けて「もちろん目標は日本一ですが、試合を通してスポーツのすばらしさを見せられるようなチームにしたい」と意気込みを見せた。

大分・東九州龍谷を卒業前の今季既にデビューを飾ったアウトサイドヒッターの室岡莉乃(19)が、新シーズンを前にファンへあいさつした。162センチと小柄ながら「小さな巨人」の異名を持つ若手スパイカーは「たくさんの方からいろんなことを吸収していきたい」と抱負。新たに主将を担うリベロの齋藤加奈子(27)は「個人個人がさらに強くなって新しいリヴァーレを見せたい」と話していた。